分担執筆した書籍『映像メディア表現の教育的意義』が刊行されました

第3部「拡張する表現」:「課題発見と課題解決をつなぐ映像制作〜ビデオプロトタイピングを通じた教育」(2024.2.27 up)




2/26(月)に学術研究出版から『映像メディア表現の教育的意義』が刊行されました。同書の第3部に拙稿「課題発見と課題解決をつなぐ映像制作〜ビデオプロトタイピングを通じた教育」(p.211〜230)が収録されています。ここでは,社会課題が山積する中で近年注目が集まるデザイン分野における映像利用実践を解説しています。具体的には送り手の考えを映像にまとめて他者に発信する従来の手法を「コンテンツ志向の映像制作」と位置付けた上で,課題発見から解決を見出すプロセスの中で様々な役割を担う「プロセス志向の映像制作」に光を当て,二つの志向性を行き来する映像の価値を提唱しています(上図:ダブルダイアモンド型デザイン思考プロセスにおけるビデオプロトタイピングの位置付け)。先行研究を踏まえ大学教育における実践内容を紹介していますが,中学校や高校でも応用できる内容ですし,社会実践においても有効な方法論となっていますので,ぜひお手にとってご一読いただけると幸いです。オンラインショップ