三重県・伊勢志摩で3・4年生合同のゼミ合宿を行いました

伊勢参宮の過去現在〜メディアコミュニケーションを探るフィールドワークと学生研究発表(2025.9.1 up)




8/27(水)から2泊3日で三重県・伊勢志摩方面においてゼミ合宿を行いました。初日は商人町として発展した伊勢河崎を訪れました。
NPO法人伊勢河崎まちづくり衆の皆さんが管理運営されている商人館を訪問し,特に江戸期以降隆盛を極めた物流の集積地としての歴
史や産業遺産としての町並み保全の現状について学びました。また神都・伊勢の信用力が地域紙幣「山田羽書」を生みだしたこと,さ
らには物流経済に欠くことができない近代以降の広告コミュニケーションにも触れることができ,メディア研究を志す学生にとっても
貴重な視点を得る機会となりました。その後,鳥羽市の宿泊地に移動しました。2日目は終日ホテル内にて学生による研究発表の機会
を設け,3年・4年それぞれが取り組む研究に対して,学年の枠を超えた有意義な意見交換を行いました。そして最終日には伊勢市内
に戻り,猿田彦神社,おはらい町/おかげ横丁,伊勢神宮内宮を訪問し,現在も続く「お伊勢参り」の人気と,それを支える社会・環
境構造を考えるフィールドワークを行いました。今回の経験を踏まえ,温故知新的な観点も採用しつつ秋学期の研究に取り組んでもらえ
ればと考えています。なによりも本合宿で3・4年生の距離は一層縮まったようで,嬉しい限りです。