総合政策とデザインの関係を考える # 1(2025.4.17)



 総合政策学部メディア情報学科では主に1年生を対象に,学科所属教員がオムニバス形式で担当する導入科目として「メディア情報入門」を開講しています。同科目では例年専任教員以外のゲストもお招きして,最新のメディア情報関連の社会動向に触れられる機会を受講生に提供しています。第2回目の授業となった4/15(火)には,ゲストとして京都工芸繊維大学 未来デザイン・工学機構 准教授の水内智英先生をお招きしました。先生のデザイナーとして,また研究者としてのキャリア形成のプロセスをご紹介いただきつつ,ご専門のシステミック・デザインの考え方と実践例を歴史的背景を踏まえながらご講義いただきました。社会に存在する課題を解決するには多様な相互の影響関係を把握し,物事を見極める「システム思考」が重要です。「何かを変えたいのならシステム全体を理解しなければならない」や「エコシステムの中の効果的な介入点を見出す」というデザインアプローチは,社会課題の解決を実践したいと考える学生らに新しい着眼点となったっことでしょう。