9/7〜9/11の期間,ロンドン調査を行いました(その1)
社会課題解決を目指すデザインプロジェクトにおける映像の役割を多角的に調査する(2025.10.1 up)

今回は社会課題解決を目指すデザイン活動における映像の役割を多角的に調査することを目的とし英国ロンドンに向かいました。2018年に3ヶ月弱在外研究で滞在して以来ですので7年ぶりとなります。主な訪問先は,the DESIGN MUSEUM,World Design Congress(以下,WDC),Royal College of Art 王立美術院(以下,RCA)です。
今回の調査出張のメインはWDCです。「Design For Planet」というタイトルから分かるとおり,今年はサスティナビリティとデザインの関係を地球規模で考えるというテーマ設定です。WDCのオープニングを飾ったのは霊長類学者として著名なジェーン・グドール博士のビデオメッセージでした(写真:左)。自然と人間の共生を示唆する素晴らしいメッセージに続き,今回のWDCで功労賞を受賞したデザイン界の巨匠ディーター・ラムス氏のミニドキュメンタリー上映がありました(写真:中央)。作品を手掛けたのは『Helvetica』や『ENO』等の作品で知られるゲイリー・ハストウィット監督です(写真:右)。以前から注目している「デザインが分かる映画監督」の登場であったのでとても興味深かったです。
※ この記事をアップした直後,ジェーン・グドール博士の訃報が世界を駆け巡りました…ご冥福をお祈りします。
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